今回は知らないと辛いだけのSM調教になってしまう「Mの間違い」を伝えたいと思います。
間違ったMの思い込みとは
間違ったMの思い込みをしていると貴女自身が辛くなってしまうので要注意です。
それは…
パートナーの命令を断らない=M
と思っていることです。
「ご主人様の命令は絶対」と調教ではよく言われますが、絶対ではありません。
「Mだから人の言うことは何でも聞く」というのは間違っています。
それはパートナーとの関係上でも言えます。命令は聞かなければならないと思っていると、心の底から嫌だと思っている命令でも聞かなくてはいけなくなり、結果的に苦しい思いをすることになります。
理想的なMとは、肉体的・精神的に責められている状況を「楽しめる人」のことです。
心から嫌だと思っていることを楽しむなんてできないですよね。
「苦痛を我慢すると気持ちよくなれるのでは?」
とハード系のMの女性は思うでしょう。肉体的な苦痛は確かに快感へと変わります。
しかし、心から嫌で仕方がないと思っている精神的な苦痛は快感には変わりません。
だから心の底から嫌だと貴女が思う命令には従う必要はありません。
従ってもいい精神的苦痛とは
パートナー次第では普通は精神的に苦痛に感じることも、楽しめるようになります。
M女を調教することに慣れた調教師は「楽しめる苦痛」を与えることが非常に上手いです。それは自称Sが行うような自分が王様になっているみたいな指示命令ではありません。
本当に嫌がっているかどうかを見極め、ギリギリの指示命令を出すことができます。そういう命令に従うことで、更なる快楽を得ることができます。
精神的な苦痛でいうと、露出プレイを例に挙げましょう。
「恥ずかしい」「誰かに見られたらどうしよう?」と精神的な苦痛が始める前にはあると思います。
しかし、パートナーを信頼していれば、そこに「安心」が生まれます。その安心感が、貴女の精神的な苦痛を和らげます。すると、羞恥心が快楽へと変わります。
もし、今のパートナーに指示命令に全く楽しめていないことが多いならば、貴女とは合っていないと思います。
新しいパートナーを探しても良いでしょう。
大切なのは貴女が楽しめているかどうかです。
誰も傷つけず命令を断る方法
Sのパートナーの性格上、断るのが怖いという女性もいると思います。
その場合、貴女にそのパートナーは合っていません。怖いと思っていて楽しめるわけがありませんからね。
「プレイ中に断ったら冷めてしまう。」「相手を傷つけたくない。」と思い断れないというMの女性は多いです。
そんな時に誰も傷つけずに断る方法があります。
それは「事前にNGサインを決めておくこと」
ある程度、調教慣れしているSならばNGサインを決めると思います。
NGサインが決まっていれば、お互いにすごく楽になります。
パートナーからしても貴女を大切に思っているならば、嫌なことはさせたくないハズです。貴女も嫌なことをしないで済むのでもっと楽しめるようになります。
NGサインの例
・「他の命令をどうかお願いします」と言ったらNG
・口がきけない状態であれば、首を大きく横に振ったらNG・手を左右に振ったらNG
など、NGキーワードとNG仕草を決めておくととても便利です。「他の命令をどうかお願いします」と言えば、SMの雰囲気を壊すことがありません。
心の底から嫌な命令は聞く必要は全くありません。それでも無理やりやらせる男であれば、お別れすることをオススメします。
Mでも嫌なことは断ってもオッケーだということを覚えておいてください。


