貴女がMでも、貴女と全く同じMは存在しません。
SとMと大きく2つに分類されますが、そのMの中身は十人十色です。そして性癖も人によって様々です。貴女と同じ人は存在していないのは当然なのに、「皆と違うのではないか?」という不安に感じるM女も少なくありません。
今回はそんな不安についてよくある質問にお答えします。
「普通」はない
そもそもSM調教において「普通」というものはありません。
普通とは社会生活上において使われる言葉で、SM調教の場において「普通」というものはありません。拘束される、叩かれる、虐げられるなどはそもそも普通ではないですからね。
しかし、このような質問が多くあります。
「私の性癖は変わっています。大丈夫でしょうか?」
人と性癖が違う、つまり普通ではないと自分で不安に思ってしまっているケースです。
例えば「思い切り乳首をつねられたい」「首を締めてほしい」「踏みつけられたい」「ビンタされたい」「複数人に犯されたい」などのプレイを、「普通じゃないので、受け入れてもらえないんじゃないか?」と不安に思っています。
結論から言いますと、SM調教の世界では、それらのプレイはよく行われていますし「性癖が変わっている」とは全く思いませんので大丈夫です、何も問題ありません。
M女は自分の性癖を「否定されてしまう」ことに不安を感じるかもしれませんが、SM調教において、貴女の願望や欲望を否定することはありません。
ただ、Sのプレイスタイルと合わない場合は、その願望を実現できないケースもあります。
例えば「スカトロプレイをやってみたい」という願望がある場合でも、貴女を否定することはありません。しかし、S自身がスカトロプレイをNGとしている場合は、そのプレイをしてあげることはできません。
その場合は、お互いの望むプレイが合わないだけであり、そのようなプレイができるSのパートナーを探せば良いだけです。貴女に何も否はなく単なる相性の問題です。
貴女はまず、自分が望むプレイをSのパートナーに伝えます。どんなに自分がそのプレイを特殊だと思っていても、ある程度経験があるSであれば驚いたり、ひいたりすることはありません。S自身のNGプレイでない限りは受け入れます。
実は貴女がさらけ出せない性癖は、SM調教においてはなんてことのない性癖です。そこに不安を持つ必要はまったくありませんので、どんどん貴女の性癖をSのパートナーに伝えましょう。


